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田川郡添田町内にある、JR日田彦山線の駅は5つ。西添田駅、添田駅、歓遊舎ひこさん駅、豊前桝田駅、彦山駅です。この写真は、彦山駅です。

JR日田彦山線、彦山駅です。日本三大修験道の山とされる英彦山の麓にあります。三大修験道の山、とは、羽黒山、熊野大峰山、そして英彦山です。

神社風の駅舎です。一見のどかに見える駅舎ですが、終戦直後の1945年11月、このあたりで大惨事がおきます。当時は、日田彦山線は全通しておらず、彦山駅止まりでした。彦山駅のすぐ南にあった、二叉トンネルは、まだ線路が敷かれておらず、そこを日本陸軍が弾薬庫として利用していました。終戦で米軍が接収、処理のため火をつけたら爆発したのです。トンネルは吹っ飛んで谷になり、飛んだ岩石で付近の家が倒壊、多数の人が亡くなったそうです。飛んできた岩石で、駅の屋根は穴だらけになったそうです。駅舎の屋根は全部作り替えられたが、天井板は、穴が開いた部分だけを新しい板で補修したそうです。

駅舎自体は当時のまま、です。現在は無人駅となっています。確かに駅舎自体は古さが感じられますが、そういう悲しい歴史を感じさせない、のどかな駅です。

シーズンになると、英彦山に登山する人で賑わうそうです。

こちらは、日田方向。少し先が、二叉トンネルがあったところです。日田彦山線は、ここから急な上り坂となり、全長4,379mもの釈迦岳トンネルを経て、東峰村に入り、筑前岩屋駅へと至ります。

こちらは、豊前桝田、歓遊舎ひこさん駅方面です。
JR日田彦山線ー福岡県北九州市城野と大分県日田市夜明を結ぶ全長75.6kmの非電化単線のローカル線です。JR日田彦山線は、平尾台や筑豊地域で産出される石灰石や石炭を運ぶために敷設された九州炭鉱の歴史を示す貴重な路線ですが、近年ではマイカーの普及や少子化等の影響により利用者数が減少しています。
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